背伸びをするのは大キライ。


子供っぽく見えるし、


アイツと距離感…感じるから。





「太一君?」

色々考えてたオレは、すっかり松岡の存在を忘れてしまっていた。
慌てて、上目遣いで見る。

「何ぼーっとしてんの?」

そう言って、サングラス越しに松岡は軽く笑った。

「別に?」

そう言って、オレはまた前を見る。


松岡と話すときは、だいたいが上目遣い。
身長差があるからしょうがないんだけど。
それでもさ、年上だし?
オレだって男なんだし?
…悔しい。

そう思いながらも松岡の隣が居心地がいいから。
離れられないワケで。

今日、今も2人で買い物。
世間では『デート』って奴なんだけどさ。
そんな、おっぴろげできない。

「太一君、あの店入らない?」

ひょいっと指を指す。
「いいな」って言って、入った。

「これなんどう?」

Tシャツを自分の体の前に持っていって松岡に聞いた。

「似合ってるよ。」

そう言って、松岡は笑った。

「松岡にこれなんどう?似合うんじゃね?」

そう言ってオレが差し出したのは、
大きくリアルなキリンの絵がプリントされたTシャツ。

「何でキリンなの!?」

「ひょろっと背ェ高いから♪」

「勘弁してよー…。」

そう言って、額に手を当てて少し困った表情をした。


キリリク作品全般です。
続きは中で読んでみてくださぃ。